• 香月裕子

ずっと好きな絵本『Giving tree』

最終更新: 6月9日

私は子供の時の記憶が鮮明に残っていて、一番ふるいものは1歳ごろのもの。

1歳の誕生日、祖父からの誕生日祝いの乗物を弟と取り合いをしたり、祖母の姉妹の家で、皆でワイワイと話している会話を『へーそうなんだ』と冷静に聞いているような1歳児だった。(だからと言って冷めていたわけではなく、今と同じく好きなものに、とても情熱を持っていた。) 私は双子なので、二人用のベビーカーに乗っていたのだけど、ベビーカーの後ろに乗るのは、景色が見えなくていつも憂鬱な気分で座っていた。笑 洋服の模様やマテリアル、家の柱の質感や手触りも覚えている。 だから今でも1歳児や赤ちゃんをみると、ピュアな目で見透かされているようで、ちょっとだけ緊張する。話がだいぶ長くなっちゃったけど、今日は子供時代から大好きな絵本について書きたいと思う。 シェル・シルバスタイン作の『Giving tree』 幼稚園の先生が読んでくれる時、ワクワクしながら聞き入った絵本。

白いベースに線だけで描かれた絵や、余白のある校正と優しいストーリーも好き。 内容は、いつも一緒に過ごしてきた木と少年の話。木はいつも少年の幸せのために、自分を捧げてしまうようなまさしく『Giving tree・大きな木』。 絵本には『木はそれで うれしかった』という言葉が何度も出てきて、木の気持ちを考えると少し悲しくなるけど、余白の白は、見る人にとって捉え方が変わるように何色にも染まる。 大人になって読み返してみると、木の気持ちが以前よりも少しはわかるようになってきたような、愛とはこういうことなのかと考えさせられる。 まだまだ『Giving tree・大きな木』には敵わない。 絵本は、その時の感情や読む年齢によって、捉え方が変わる点もとても面白い。 ラグやデザイン以外にも、子供の時の面白い視点や記憶について、また書きたいと思います。よろしければお付き合いください。

3回の閲覧0件のコメント

最新記事

すべて表示