NEW COLLECTION
移り変わる季節に合わせて着物の柄を選んだり、オリジナルで調合した香を部屋に焚き込めたりと、いにしえより人々は暮らしのなかにさまざまに遊びの感覚を取り入れ、日々を豊かに過ごしていました。 現代のプロダクトでも、古来と同じような遊び心を取り入れ、毎日をクリエイティブに彩ってほしい。そんな思いからこの物語は始まっています。
2021年の新作「呼応の間/あなたのクリエーションが開花する旅 Vol.2」では、私たちにとって身近な存在の「紙」をテーマに、3つのコレクションを発表します。和紙に墨筆をほどこしたイメージを展開したり、折り紙をモチーフにしたラグを自由に組み合せるなど、ほかにはない世界に一つだけのクリエイティブな空間を作り出したインテリア。こうしたアイテムを生活空間に加えることで、人々の心の開放が軽やかに、そしてもっと自由な創造性に満ちたものになるようにと願っております。
呼応の間/
一枚の紙を折り重ねることで、さまざまな造形を生み出す折り紙。遊び心に溢れた世界に一つだけの空間をつくってほしいという思いとともに、折り紙をインスピレーションのもととしたラグをデザインしました。豊かな日本の伝統色を纏ったラグの向きや配置は、それぞれに自由自在にアレンジ可能。想像力をフルに活用して、無限の形をお楽しみください。
静寂の間/
心に静けさと安らぎをもたらす空間を目指し、白いラグを和紙のように見立て、柔らかな筆先で墨を落としたデザインを手がけました。物事の始まりやリセットを意味する新月を意識しながらデザインした漆黒の半円ラグには、テクスチャー感のある強撚糸を使用。あるがままの自然の様子と心を浄化する禅の思想を形に表した三次元ラグとセットでコーディネートしています。
祈りの間/
古くは「祈り紙」とも呼ばれてきた折り紙。自分の心とゆっくり向き合い、祈りを捧げる静かな時間を演出する空間をデザインしました。折り重ねたときに現れる折り紙の立体感をモチーフにした凹凸のあるラグと三次元ラグとを組み合わせています。